病室で念仏を唱えないでください

病室で念仏を唱えないでください

3.4
(267)


  • 放送年:2020年
  • 放送日時:金曜日(22:00)
  • 原作 : こやす珠世「病室で念仏を唱えないでください」
  • 脚本:吉澤智子
  • 主題歌:三浦大知『I’m Here』
  • 放送局:TBS
  • 最高視聴率:11.3%
  • 平均視聴率:9%
  • 中国語タイトル:『请不要在病房里念佛』
  • 英語タイトル:『Please Don’t Chant to Buddha in the Hospital (Byoshitsu de Nembutsu o Tonaenaide Kudasai)
  • 出演:
    伊藤英明、ムロツヨシ、松本穂香、片寄涼太、唐田えりか、谷恭輔、うらじぬの、土路生優里、吉田日向、横田真悠、土村芳、安井順平、団時朗、堀内健、宮崎美子、余貴美子、泉谷しげる、萩原聖人、中谷美紀 etc

伊藤演じる主人公・松本照円の奮闘を通して、「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う一話完結形式の医療ヒューマンドラマである。

松本は、幼少期に目の前でおぼれている幼馴染を救えなかったことから仏門に入り、さらに大切な人の死を前にして命を救いたいという思いから医者を志した。
病院では救命救急医として医療に従事しながら、霊安室での枕経や、終末期の患者の心のケアといった僧侶としての仕事も兼任しているため、法衣のまま救急センターに運びこまれた患者の処置にあたることもあり、時に患者に「自分が亡くなってしまったのでは?」と勘違いさせるなど騒動を起こしてしまうことも。
また、何かにつけて念仏を唱えたり説法をしたりすることで、患者だけではなく同僚からも煙たがられてしまうが、本人は医師としても、僧侶としても明るく真面目に取り組んでいる。
その一方で、美人に気をとられるなどの煩悩たっぷりな一面もあり、周囲の仲間からあきれられることもある。
このドラマでは、救命救急センター内での他の医師とのチームプレーはもちろんのこと、患者を救うため専門分野を持つ医師と手を組む必要があり、その専門医たちとの激しいやりとりも描かれる。
中には心臓外科など、救急を「面倒なことを押し付ける厄介な存在」と捉えている部門もあり、そこに所属する医師と松本との“救急医VS専門医”の対決は、これまでの医療ドラマではあまり描かれなかった新たな視点となっている。
「医師」として命をどう救うのか、「僧」として死をどう看取るのか。
さらに、患者の家族までをも支えようとする松本が、悩みを抱えながらも医師として、僧として、人として成長していく姿を通じ、「生きる」とは、「死ぬ」とは何なのかを、もう一度考えるきっかけを与えるドラマになっている。


このドラマのおすすめ度は?

投票してね!

inserted by FC2 system