嘘の戦争
<ストーリー>
母と弟を殺し、自ら無理心中した父ーーけれどそれは、仕組まれた殺人事件だった。
犯人の顔を見てしまった9歳の主人公・浩一(草ナギ剛)は、警察に「犯人は父ではない、真犯人の顔を見た」と繰り返し証言するが、
信じてもらえない。それどころか、“嘘つき”と呼ばれ、親戚からも奇異な目で見られることに…。
やがて浩一は呼び名の通り、巧みな嘘つきに成長。
タイに渡り、名前を変えて、偽の経歴を手に入れて、詐欺師になった浩一は、
偶然にも記憶の中の真犯人“あざのある男”と再会。
30年間眠っていた“怒り”という感情がよみがえり、復讐することを誓い、ついに日本に戻ってくる。
そうして事件当夜について調べていると、事件関係者たちが次々に浮上していく。
30年の時を経て、その事実を知った浩一は、詐欺師ならではの手法で、その事件関係者たちに罠を仕掛けていく。