僕のヤバイ妻
望月幸平は、資産家令嬢の真理亜と結婚、真理亜の両親の遺産を元手に夢だったカフェをオープンし、誰もがうらやむ生活を送っていた。しかし実際は家庭に息苦しさを感じ、ビジネスパートナーで愛人の北里杏南と真理亜の殺害を企てるほど、妻への愛情は冷めきっていた。
ある朝、幸平は真理亜にカフェを立て直すための追加融資を頼むが、真理亜は返事を保留。それを聞いた杏南は幸平に毒を渡し、真理亜殺害をそそのかす。意を決した幸平は“夫婦の思い出のワイン”に毒を混入し、帰宅。
しかし、「2億円用意しろ。警察に連絡したら妻を殺す」というメッセージを残し、妻は何者かに誘拐されていた――。